バレリーナにされた少年【女人化研究所】

バレリーナにされた少年【女人化研究所】の感想

「バレリーナにされた少年」は、性転換や女体化をテーマにした新しい視点の作品で、読み応えがありました。大学生のレンがゼミをサボったことから始まるストーリーは、最初は軽いノリかと思いきや、ミザリー教授による厳しいペナルティが待ち受けていて、彼が徐々にバレリーナとしての道を歩むことになるのが印象的でした。特に、彼の心理描写が丁寧に描かれているため、感情移入しやすく、物語に引き込まれました。 作品の美しいイラストは、レンの女装姿を魅力的に表現しており、レオタードやチュチュのデザインには思わず目を奪われます。その中で、彼がどのようにして自分自身を受け入れていくのか、そして友人のヒロがどのように関わってくるのかが、物語にさらなる深みを与えています。特に、ヒロとの交流が物語の中で重要なポイントとなっており、彼の目を通してレンの変化を見つめる視点が新鮮でした。 全体として、恥じらいや成長、そして友人との絆が描かれたこの作品は、性転換や女体化に興味がある方にとっても、心の成長を楽しむことができる作品です。49ページというボリューム感もあって、あっという間に読み終えてしまうでしょう。ぜひ読んでみる価値があります。